鮭川と「サケ」の深いつながり


山形県の北東部にある自然豊かな「鮭川村」は、県内でもトップクラスの水質を誇る「泉田川」と「鮭川」が合流し、県の母なる川「最上川」へつながる川の要所でもあり、秋深まる10月下旬から「サケ」の遡上が見られます。

 

現在でもウライ漁(「ウライ」:アイヌ語で梁(やな)を意味する言葉)を行っており、捕獲したサケから卵を採取しふ化事業に取組み、毎年、春先には稚魚の放流を行っています。ウライ漁で捕獲するサケは2000匹ほどになります。

ウライで捕獲された鮭
ウライで捕獲された鮭
ふ化したサケの稚魚
ふ化したサケの稚魚

地域ではぐくむ「鮭」の恵みを大切に


鮭まつりのメイン「鮭のつかみどり」
鮭まつりのメイン「鮭のつかみどり」

昭和59年に鮭川村泉川地区の河川を利用しスタートした第1回「鮭まつり」は、遡上した鮭を地域資源として見つめ直し、地域全体で盛り上げていこうとする思いから生まれたイベントです。

 

 

鮭の子公園のサーモン池
鮭の子公園のサーモン池

 平成15年に泉川地区に農産物の販売、情報発信拠点として「鮭の子館(鮭の子公園)」が整備され、公園内には鮭の形を模した「サーモン池」がつくられました。 現在でも、鮭まつりのメインイベント「鮭のつかみどり」会場として利用されています

 

 

 鮭の子公園を会場に移し「まるごとさけがわ鮭まつり」は鮭川村の地域づくりのシンボルとして開催されてきた鮭まつりは30回以上を重ね、大人から子供まで県内外から来場いただくイベントとなっています。